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女性向け古キョンサイト・原作者様その他との関わりはありません・R18
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ハイスペック古泉2
咎狗ひどい…何だかんだ言ってアニメ全部見ちゃったけどほんとうにひどい…乳首…
綺麗なシキアキが見たいよ!!ばか!!

古キョン不倫話二話↓
古キョンと言いつつ男女話になってるからね!!きをつけてね

 それから僕は、彼からメールをもらったり何かお土産を持っている時に何度か二人の新居を訪ねた。その度に、昔に習得した鉄仮面を幾つも重ねて、肉付きの面のようになっていった。
 僕は平日に珍しく1日まるまるの休暇で、だからと言ってする事もなく、頬杖をつきながらパソコンでネットを手慰みに暇を持て余していた。ヤフーニュースもあまり興味の起きない事ばかりだったし、通販サイトに行っても欲しいものは特に無い。
 その時、いきなり(当たり前だ)携帯電話がバイブレーションががなり立て、机の天板を振動させたせいで僕は酷く驚いた。どうせ会社の人間だろう、と発信者を確認もせずに通話ボタンを押して耳に当てた。
「もしもし」
「あ、古泉君?今って仕事中?」
 耳から聴こえる涼宮さんの声に、まるで心臓を鷲掴みにされた気分になる。
「いえ、今日は本当に偶然休みでして」
「じゃあ今から家に来ない?あたしも暇なのよねー話したい事もあるし!!お昼はご馳走するわ」
「分かりました。すぐにお邪魔しますね」
 彼はいないのだろう、夫が不在の家に無関係の男が一人で行くというのも非常によろしくない図だけれど、彼女に能力があろうと無かろうと僕に拒否権が無いのは確かだ。
 僕は出掛ける相応の格好をしながら、涼宮さんが話したい事に考えを巡らせた。もし、もし僕が最も恐れている話題だったら。こども、の話だったら。

「お邪魔します」
「入って入って!!古泉君は紅茶よりコーヒーのが良いでしょ?」
「そうですね。わざわざありがとうございます」
 涼宮さんがコーヒーを淹れる音が響く。何度となく来たこのマンション、客人がどこに座るかはもう慣れている。涼宮さんは僕と自分の前に違う種類のマグカップを置いた。熱そうだから、もう少し待とう。
「それにしても、涼宮さんが専業主婦になられるなんて思いませんでしたよ」
「なったんじゃないわ。一応経験してみるだけよ。あたしはずっと家庭に収まっていたりしないもの」
「それもそうですね」
 コーヒーはまだ湯気を沢山出している。
「ところで、話、というのは」
「ああ、その…ね、あたし、キョンと仲が悪いとか上手く行ってない訳じゃないのよ。ただ、夜に、何て言うのかしら、夫婦ってもっとこう、こんな淡白な、まるで仲良しこよしのお泊まりごっこみたいで良いのかしらって」
「要するにセックスレスに悩んでいらっしゃるので?」
「…まあ有り体に言えばそうなるわね。古泉君に相談するのも変な話だけれど、キョンから何か聞いてないかなって」
「今のところ、彼から涼宮さんへのご不満は聞いてませんし、彼が不満に思っていることも無いと思いますよ。ただ、今まで友人として接してきた分夫婦としては心の切り替えがまだ出来ていないのでは?」
 深く考えるのも苦しくて、当たり障りのない事を一気にまくし立てた。それと同時に、僕のなけなしのポジティブな部分でデリケートな相談に下手な女友達でなく僕を起用した事を喜ぼうとはしてみた。
 不安そうに僕を真っ直ぐ見る彼女の目に、僕には歪曲した考えが浮かんできた。コーヒーが大分熱くなくなったのを確かめてから一口、飲む。生憎僕はもう少し甘い方が好みだ。
「涼宮さん」
「なに?」
「そういった面で彼にご不満でしたら、ぼくを、代わりにして頂いても構いませんよ」
 僕も衝動だったのだ。涼宮さんの目が大きく見開かれて、息を呑む音がした。信じられないという気持ちと、それから少しの期待が見受けられる。
「で、でも古泉君、それって不倫、」
「僕たち、もう子供ではないのですよ?」
 どうします、今からホテルにでも行きますか、ご知り合いと絶対に遭遇しない所を僕は知っていますよ。涼宮さんは僕の手に自分の手をそっと重ねてきた。大丈夫、僕は涼宮さんの相談に乗ったまでで涼宮さんは彼を思ってこその行動且つ他の男に心変わりしたわけではないのですから。彼女がそうね、と妖艶に微笑んだ。僕たちは大人だ。

 彼女の裸体はそれは美しかった。整った形の乳房を愛撫すれば、体をくねらせて切なく眉根を寄せる彼女は大層魅力的だ。快楽に夢中になっている彼女は気付いていないのだろう。
 彼女が僕を彼の代わりとしていると同時に僕が彼女に彼を見ている事を。ここに彼が入ったのだと考えるだけで興奮し、性器を勃起させている僕を。
「古泉君って思ってたより荒っぽいのね。驚いたわ」
「がっかりしました?」
「寧ろ新発見でどきどきしたわ」
 にやっと笑う彼女に一瞬だけSOS団団長の面影を見た。古泉君って何型?何型だと思います?そうねえ、その大胆さはO型とか?実はB型なんですよ。あら、また新発見だわ!!彼女は愉快そうに笑った。僕はコンドームを取り、端を縛ってホテルのゴミ箱に捨ててから、涼宮さんの横に寝転んだ。自分の家のベッドよりはましな寝心地だった。
「ちょっと電話するわね」
 彼女は全裸のまま起き上がってサイドテーブルに置いてあった携帯で電話をかけた。相手を推測する事など容易過ぎて逆に無粋だ。
「もしもしキョン?あのね、今日友達とご飯食べて帰るから夕飯は済ませて帰って来てくれる?うん、あ、そうなの?分かった。じゃあね」
 携帯をぱたりと閉じて彼女が僕の方に振り返った。キョンってば今日残業だから遅くなるんだって、すごいタイミングね、と彼女が言うから僕はイフの可能性に肝が冷える思いがした。
 彼女がシーツの下の、僕の下腹部に手を伸ばす。
「今日、後何回出来るかしら」
 彼女には、きっと罪は無いのだ。

つづく
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